一般事務職にとって、経理の知識は業務上必須ですし、今後のスキルアップやキャリアアップを考えたときに経理関連の資格を取ることは有利です。経理のべーシックな資格としては簿記の資格検定があります。日常の会社勤務で必要な経理の基本知識は簿記3級の勉強で得られますし、この資格を取得することで、経理がわかる人と認知されます。さらにスキルアップを図るためには簿記2級の資格がありますし、さらに簿記1級、税理士の資格試験があります。また、労務関係の資格を指向するのであれば、社会保険労務士の資格があります。
日商簿記検定3級取得者は、商店や中小企業の経理事務に役立つ基礎知識を身につけ、経理関連書類を読むことができて、青色申告などの書類作成ができることが求められます。そのため、履歴書の保有資格欄に記載すると、経理の基礎が分かっている人と判断されますので、経理に限らず、一般事務の就職や転職に有利です。この資格は一度取得すると、全国どこでも通用して一生有効ですので、結婚や出産などで仕事を離れたり、引っ越しをした女性にとって、再就職をする際に役に立ちます。続きはこちら
社会保険労務士は、1968年に制定された社会保険労務士法に基づく資格で、労働関係法令や社会保険法令に基づいて書類の作成代行を行ったり、企業の労務管理や社会保険に関する相談を受けたり、指導を行ったりします。資格試験の科目は、労働法令と社会保険法令とそれらに関する一般常識から出題されます。この科目の中で、午前中は択一式、午後は選択式の試験が行われます。試験の難易度は高く、特に午後の選択式には足切りもあるため、受験科目に不得意な科目がないように満遍なく勉強する必要があります。続きはこちら
税理士は、税理士法に基づく税務関連の国家資格を有して、かつ日本税理士連合会の名簿に登録されている人のことです。税理士の資格試験は税法に属する9科目と会計に属する2科目のうち、必修科目3科目を含む5科目に合格する必要があり、非常に難易度の高い試験となっています。1年に5科目受験が可能ですが、1年で全科目合格することは至難のため、長期間かけて計画的に勉強していく必要があります。資格取得後は、会計事務所や税理士事務所はもちろん大企業への就職も可能です。続きはこちら
最近の事務職ではエクセルやワードが求人の必須条件になっている事が多いです。その技能を客観的に証明できるのがマイクロソフトオフィススペシャリストの資格です。このマイクロソフトオフィススペシャリストの資格は、企業側も新人研修などに取り入れていることもあるほどで、その信頼性は高いのです。
カラーコーディネーターは色彩の知識を身につけることで、あらゆるビジネスシーンで「色」の専門家として活躍することができます。専門職への転身などキャリアップを図ることができますし、認定講師として活躍することも可能です。また、企業内の営業や企画・広報・マーケティング部門においても役に立つ資格です。
看護師は、医師の診療の補助、入院患者の日常生活の援助・介護などを行う一般の人にも馴染みの深い職業です。看護師になるためには、高校卒業後に専修学校、各種学校などの看護師養成所で3年間勉強するか、看護系大学で4年あるいは看護系短期大学で3年学んだのち、国家試験に合格することで、その資格を得られます。