労務に関わる問題の専門家、社会保険労務士という資格

女性にとって本当に役に立つ資格のご紹介

社会保険労務士

社会保険労務士は、1968年に制定された社会保険労務士法に基づく資格で、労働関係法令や社会保険法令に基づいて書類の作成代行を行ったり、企業の労務管理や社会保険に関する相談を受けたり、指導を行ったりします。企業経営の中で、ヒトに関わる部分の諸問題の専門家と言える職業です。

社会保険労務士

社会保険労務士になるためには?

社会保険労務士になるためには、国家試験に合格する必要があります。試験は厚生労働大臣の委託を受けた全国社会保険労務士会連合会の管轄する試験センターによって年1回8月下旬に実施されます。受験資格は、大学・短大・高専を卒業した者、大学で62単位以上取得済みの者、基準をクリア専修学校の専門課程を就労した者、行政書士や司法書士などの資格を有する者等に与えられます。
試験科目は、労働法令と社会保険法令とそれらに関する一般常識から出題されます。ちなみに労働法令科目は、労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険の保険料の徴収に関する法律で、社会保険法令科目は健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法となっています。
試験は午前が上記科目から70問(70点)の択一式、午後は上記科目から8問(1設問につき5問で、計40問で40点)の選択式となっています。試験の難易度は高く、特に午後の選択式は1設問5問のうち3問以上正解して、かつ総得点が28点以上なければ、その時点で足切りとなるため、トータルでどんなに高得点を取っても、午後の1設問で2問しか正解出来なかった場合は不合格となります。そのため、受験科目に不得意な科目がないように満遍なく勉強する必要があります。試験に合格した後は2年以上の実務経験を経て、社会保険労務士名簿に登録されることになります。

社会保険労務士のメリットは?

企業にとっても労働者にとっても労働法令や社会保険法令に基づく各種の手続きは必要な事項です。その専門家である社会保険労務士は、企業の形態が多様化する中で、今後ますます需要が高まってきますので、就職や転職に非常に有利な資格と言えます。また将来独立して事務所を構えるなどのビジョンを持って仕事をすることができます。

どんな勉強が必要ですか?

大学で専門の勉強をした人や行政書士や司法書士の人ならば、独学も可能ですが、試験科目全般で得意不得意があると合格が難しい試験ですから、専門学校や通信講座でしっかり勉強する必要があります。毎年の合格率も10%を切る状況なので、ハードルは高めです。

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